
東京お米サロン プロジェクト
東京にも、わずかながら今なお稲作を続ける農家が残っています。しかし多くは自家消費や直売所での販売にとどまり、一般流通に乗ることはほとんどありません。
広い土地を必要とする稲作にとって、地価の高い東京は決して有利な環境ではなく、代がかわって相続のたびに農地が宅地へ転用されていく現実もあります。
このままでは、東京から米づくりが消えてしまうかもしれない。そんな危機感から立ち上がったのが「東京お米サロン」プロジェクトです。
きっかけは、東京都農林水産振興財団で販路開拓ナビゲーターを務める株式会社FOOD FIELD CREATIVE代表の石川史子さんからその思いを込めた企画書を見せていただいたことでした。
ちょうど私も独立してまだ日も浅い段階であっため、1から立ち上げるプロジェクトに関われることに喜びを感じたことが昨日のように思い出されます。石川さんは農家、ホテル、レストランをつなぐネットワークを持つ優れたプロデューサー。私は企画を“形”にする役割として関わることになりました。
まず取り組んだのは、現状とプロジェクトの意義を伝えるホームページの制作。その後、国立市の西野農園・西野耕太さんの取り組みの取材、種まき、土起こし、草取り、収穫までを体験する年間プログラムの運営など、メンバーの一員として継続的に参加しています。
担当領域は、ウェブ制作に加え、写真・映像撮影、企画ディスカッションへの参加、イベント時の調理サポートまで多岐にわたります。プロジェクトの中で役割を越境しながら関わること自体が、この取り組みの面白さでもあります。
また、運営メンバーには東京都調布市にある株式会社山田屋本店の6代目秋沢 毬衣さんや大学で醸造を学んだ池田祐希乃さんなどお米文化を支える強力なメンバーも加わり、プロジェクトに厚みが加わっています。
現在は大学生インターンを中心に若い 世代も加わり、活動は現在進行形で広がっています。
東京に残された農の営み。光、風、人の気配。忙しさを忘れさせる時間、そして、気づきがそこには流れています。









